先生!?
一歩ずつ
「入るぞー…。」
誰だろ…。
あぁ、今さっきの人だ。
「俺のコトは分かる?」
え?
前に会った事あるの…?
てか、親しい関係なの?
「すみません…、あたし記憶なくしちゃってて…。」
本当にごめんなさい
男の人は、一瞬悲しそうな顔になったけど…また、優しい顔に戻った。
「だよな…。俺の名前は、水嶋 勝(マサル)自分が誰だかはかる?」
そういえば、言葉だけしか…
「………」
「君の名前は、宝丞 まなだよ。俺の大事な生徒!そして…
まぁ、これからまた、ヨロシク!!それと、退院したら、俺と一緒に記憶を探そうな!俺は、お前の味方だし、ずっとそばに居てやっから。安心しろ?」
「あのー…、あたしに家族っているんですか?」
「え?…まぁ、でもー、一緒に住んでやってくれ!って、記憶が戻るまで、家に帰ってくるな!って言ってた。だから、お前の今の家族は、俺だぞ?それと、マサルって呼んでね!あとー、タメ口で、ヨロシクー」
「うん」
なんか、顔は怖いけど、性格は結構良い。