あなたは執事
ハンズは慌てていた
てっきり雇ったやつが執事から鍵の居場所を聞き出して
持ってくると思ってたのに
来たのはボロボロに傷つけられた雇ったやつだった
事情を聞くと





執事を狙って銃を撃ったが
素手でとめられて
逃げ出したんだが途中で執事に捕まって
木に吊るされてハンズの居場所を吐いてしまった





と、言うことだ
エノクよくやったな・・・



わたしが笑っているのを気付いて
ハンズは睨んできた



「おい、何笑ってるんだよ」



「だって可笑しいでしょ?
銃の達人と言われる人を雇って
逆にただの執事にやられたなんて・・・
ほんと可笑しいわ、
あははは」




もう少しでやつが来るわ
そうなったら私を蹴ったことを死んで後悔するわよ




ハンズさんまたご立腹
私の髪の毛を掴んで大声で怒鳴るから



「ははは、てめえなんかにようはねえ
その執事がもし来るようなことがあったら
そいつの目の前でお前を殺してやる!
もし、来れたらだがな・・・

屋敷中に用心棒たちを立たせてある
どうあがいたってここには来れねえよ」








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