あなたは執事
「私の執事・・・エノクは絶対ここに来る
そしてあんたが私を銃で撃とうが何しようが私は死なない




・・・・それが契約」



私の自信に満ちた言葉にハンズはたじろいだ



「そんなに言うなら見せてもらおうじゃないか
その執事・・・エノクとやらの実力を」



「いいわよ・・・
もう着くんじゃないかしら




あら、もう着いたみたい」




ハンズはゆっくりと後ろを振り向く
ただならぬ殺気を感じたのだろう


そこには時計を確認するエノクがいた



「4分30秒・・・・
まあまあだな」



「遅いじゃないエノク、
もう少しで契約が破られるところだったわよ
だってコレ、私を殺すって言うんですもの」



「それは大変でございました
たくさんかわいがられてもらったようですね」


私の縛られている鎖を見てエノクは微笑んだ




「おかげさまで」
















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