あなたは執事
私たちの会話に入れずにいたハンズは苛立ちを隠せないようだ



「おい、その執事!!
これ以上近づいたらお嬢さんの命はねえぜ」




と言いながら私の頭に銃口を突きつけた
それでもなお冷静な私



「早く私を助けなさい、エノク」


「しかし、その方はこれ以上近づけば撃つ・・・
と申されていますよ?」



エノクもこの状況を楽しんでいるようだ
















「・・・契約よ」





その言葉と同時にエノクに笑顔が消えた





「私を助けなさい」








「承知」













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