飛べない羽根

ちょうどホームに着いたとき

タイミングよく

来た電車に乗る


席は空いてなかったから

ドアに寄りかかり窓を見つめた


外が暗くて写る影

同じように、わたしを見つめる

ガラスに写ったわたし自身


無気力と言うか何と言うか、

こんな女子高生

ありなんだろうか。


高校生って、もっと

きらきらしてると思ってた


そうなれなかったのはわたし


やっぱりわたしは不良品

くすんだ灰色


輝けない

< 13 / 20 >

この作品をシェア

pagetop