飛べない羽根

縛られたくない

そう思うから

地に着いてられず羽ばたくの


だけどわたしは不良品

ひとつ地上に残された

わたしはきっと

折れた羽根


溶け込むなんて、

出来ないの


隣の席の、派手な子も

悪いひとではないなんて

そんなことは、わかってる。


でもいつだって

話しながら来るから

わたしはまた

タイミングを見失う


「おはよう」って

普通に言えるひとたちが

ちょっと羨ましく思う。

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