短小説
ぬきうちテスト
今日、学校でぬきうちテストたるうざったいものがあった。
「…出来ない」
理由は一つだ。
恋にうつつをぬかし勉強してなかったのだ。
「授業聞いてれば出来るぞ!!」
先生は言う。
僕にとって最近の授業は聞いてないから無理なわけで…。
その日学校ではブルーな日を送り、家に着いた。
「おかえり」
恋しい人、兄のお嫁さんだ。
家に帰ったら来ていた。
胸のドキドキが止まらない。
「お~おかえり」
結婚して家を出た兄も当然家に来ていて…。
二人はラブラブだった。
なんて似合いな二人。
妬けるっていうより、落ち込んだ。
大好きな人の一言で舞い上がって、勉強も手がつかない。
恋におぼれた、おろかな僕はラブラブな二人を指をくわえて見ているだけ。
嗚呼、今日はついていない。
完
*上目~
『いつまでもドキドキがとまらない』の彼のついていない日。
テスト有り~で恋もうまくいかない、ついていない日。
次の日はついている日になるって!!
そう思いながら眠りにつこうぜぃ!!
2009,1,23の分26日