短小説
「カレーおいしそー」
僕はいつものクセで友人の女の子のカレーをその子が使っているスプーンでヒョイとつまみ食いをした。
それを見られた。
でも僕ってこんな性格だし、まぁ~いいか。
最近、彼女はため息が多い。
「はぁ~って!!ため息つくと幸せが逃げるよ」
彼女に声をかけてみた。
「いーよ、もう幸せじゃないから」
そんな悲しいこと…。
「…これあげる」
チョコレートをあげた。
…笑われてしまった。
やっぱり彼女は可愛い。
走り出した想いは止められない。
ある朝、彼女に僕は呼ばれた。
「どーしたの?」
「あのね、私あなたが好きなの」
…うれしい、ハッピールンルンだ。
「俺も好き」
僕の想いは止められない。
彼女を抱きしめた。
「すっごいうれしー」
走り出した想いは止められない。
ハッピールンルンだ。
完
*上目~
こちら、『想いを伝える前のため息』の子等で~す。
良かったね、ハッピールンルンで。
2009,1,26