短小説
「ヤッちまうだろ?
お姉たま~どうですか?
俺を感じてますか?
俺は気持ちいいですか?」
・・・。
「で?そのお姉たまとはどーなってんの?」
一人ごとの下ネタを無視して聞いた。
「音沙汰なし」
友だちは落ち込んだ。
「ご愁傷様」
よくこの言葉をカマずに言えた自分をほめる。
「あぁ~どうして、別れなきゃいけないんだ」
そのお姉たまのことは本当に浮気だったのだ。
彼女を本気で想っていた。
「大切にしないお前がいけないんだろ?」
「…ごもっとも!!」
友だちは明るい。
けど、心の奥はわからない。
回りの人を気つかえる奴だ。
「…土下座してあやまれば?」
「…かっこ悪くねぇ?」
「本気なんだろ?」
そして、甘えん坊だ。
ちゃんと自分なりに答えがある、けど自信が持てなくて見ないフリする。
人と同じ答えならば胸を張って答えることが出来る。
だから、僕のところに来て僕にどうすればいいかを尋ねるのだ。
もう少し、自分で何とかしてほしい。
「そうだよな?有り難う」
柔らかく笑う、その笑顔が僕は友だちの人をひきつける魅力だと思っている。
「明治(めいじ)大好き!!」
明治とは僕のこと。
「ウザい」
仲良しな僕らは友だち。
完
*上目~
友だち、友だちと連呼しているとどうしても思い出す…ハットリ君のお面をしたスーツの男、流れてくる20th century boys。
関係ないけどね。
大好きな漫画です。
映画もいいよね。
スケールデカイよね。
メスが好きなんだって、明治の友だちは!!
2009,2,3