短小説

「ま、仕方ない。
 協力、協力!!」

やると言ったらやるタイプ、それ私。

休憩中。

「小池くんって彼女いるの?」

「ん?」

携帯電話を見ながら返事した。

「いないけど…」

よし、なんとかなるかも!!

「けど、好きな奴はいる」

おっと意外に小池くんは私ねらい?

子供な小池くんは好きな子をいじめちゃうタイプ。

嗚呼、小池くんの照れ顔が可愛い。

「誰?私の知ってる人?」

つか、私?

とか言って~。

「あの~菜月くん」

「あんたもかい!!!!」

こんなにもナイスなツッコミが私にできるなんて知らなかった。

そして、二人は私が仲に入り、うまくいってしまった。

私はこのバイト先を辞めた。

二人に振り回されたくないからだ。

「アバヨ、幸せにな」

捨てセリフをはいてやった。



*上目~
友人の絵を見まして思い浮かびました。
二人の男の子に困りはてる女の子が一人。
普通なら女の子を取り合う話になるのでしょうね。
上 は変わっているのです。

2009,2,4の分10日
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