短小説
雪は天使の羽のように降り出した
きっと僕はあなたが好きだ。
伝える?
そんなことできないよ。
だってあなたは僕の兄さんの彼女だから。
どうして大人の女性を見て見とれてしまうのだろう?
同じ年の女子なんかと全然違うんだ。
笑い方が何てゆうか大人なんだ。
話し方が何てゆうか大人なんだ。
しぐさ全てが何てゆうか大人なんだ。
母さんやオバサンたちとは違うんだ。
どうして大人の女性を見て見とれてしまうのだろう?
僕は 由喜(ゆき)。
兄さんは 喜利(きり)。
あなたは 悠(はるか)。