短小説
よ~く考えて!!
わかっているかい?
僕は今告白したんだよ?
「俺、君が好きだよ」
って言ってから数分。
君は固まった。
考えているようだ。
よ~く考えて!!
鈍感な君は僕のラヴアピールに全く気づいていなかった。
だから、考えてもみなかったのだろう。
僕が君を好きだということに…。
「おい!!」
君の頭にチョップ。
ハッとした君は僕を見る。
「あっ…と、ですねぇ~・・・」
何か答えようとしてる。
けど、答えは見つからないので再び黙った。
「…おい、お前は俺が好き?嫌い?」
「…好き…?あ、嫌いではないです。
…つまり、好き?」
はっきりしない答え。
でも嫌いなわけじゃないから…良しだな。
「よし、わかった!!とりあえず、手をつないで帰ろっか」
と、いって君と手をつないだ。
びっくりしている君を後ろに僕は歩き出した。
僕は君が僕を『好き!!』というまで、この手を離さないことに決めた。
完
*上目~
果たして彼は彼女の心を入れられるのか?
入れられなかったらどーするんだ?
その時は手を離してあげてください。
2009,2,16の分22日