短小説
先生へ
先生?
元気ですか?
私は元気じゃありません。
先生を想うと胸が苦しくって仕方ありません。
先生?
どうかこの胸のドキドキを治して下さい。
先生?
いつもみたいに無視は嫌です。
芹沢 雪(せりざわ せつ)
いつも先生?に手紙を描いている。
本当はメールがいいんだけど先生?のメールアドレスを知らないから先生名簿に載ってた
先生?の家の住所に手紙を送る。
先生?
先生?はさえない生物の先生。
若いけど眼鏡にボサボサの髪で白衣はどこか汚い。
いつも一人で生物室に閉じこもっていた。
授業もボソボソ喋ってよく聞えない。
聞えなくっても大丈夫、だって先生?は教科書通りに話しているだけだから。
全然ね、タイプじゃない。
けど、一瞬だけ眼鏡をはずしたのを見たの。
キレイな澄んだ瞳に見えた。
かっこよかった。
眼鏡が邪魔って思った。
それから私は先生?が好き。
先生?に何度も告白した。
けど、相手にしてくれなかった。
元気ですか?
私は元気じゃありません。
先生を想うと胸が苦しくって仕方ありません。
先生?
どうかこの胸のドキドキを治して下さい。
先生?
いつもみたいに無視は嫌です。
芹沢 雪(せりざわ せつ)
いつも先生?に手紙を描いている。
本当はメールがいいんだけど先生?のメールアドレスを知らないから先生名簿に載ってた
先生?の家の住所に手紙を送る。
先生?
先生?はさえない生物の先生。
若いけど眼鏡にボサボサの髪で白衣はどこか汚い。
いつも一人で生物室に閉じこもっていた。
授業もボソボソ喋ってよく聞えない。
聞えなくっても大丈夫、だって先生?は教科書通りに話しているだけだから。
全然ね、タイプじゃない。
けど、一瞬だけ眼鏡をはずしたのを見たの。
キレイな澄んだ瞳に見えた。
かっこよかった。
眼鏡が邪魔って思った。
それから私は先生?が好き。
先生?に何度も告白した。
けど、相手にしてくれなかった。