喫茶ノムラへいらっしゃい!
家に向かう私の足取りは軽い。

鼻歌歌いながら、スキップしそうな勢いだ。

2日後、チョコレートを渡したときの彼の笑顔を想像すると、笑みがこぼれる。

今度のバレンタインは付き合い始めて最初のイベントだ。

まだまだ付き合い始めたばっかりだから幸せなんだ、って他の人は言うかもしれない。

でも、いいんだ。

私が幸せなんだから。

こういう当たり前の幸せが来年もその次も、ずっと続いていけばいいのに。

そうすれば、永遠の幸せなんて夢じゃなくなるのにね。
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