* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
俺はババァが洗濯物を取り込んで
静かになると勉強に集中する。
こんなに真剣に勉強したのは初めてかもしれない。
どうしても解らない所があると
俺は次の日学校に行って担任の
吉岡に聞くようになった。
そんな俺の額に誠也はいつも手を当てる。
「陸.大丈夫か?熱でもあんじゃねぇの?」
「ねぇよ!!テメェも人の心配する
前に自分の将来.真剣に考えろ!!」
「陸ちゃんからそんな言葉聞くなんて…。やっぱり陸ちゃん熱があるって!!保健室行く?付いて行ってやるから。」
「……。もう黙ってろ。」
誠也は未だに進学か就職で悩んでいる。
もし…俺も果懍と出会ってなか
ったら誠也と同じ様に悩んでいた
かもしれない。
-ザーッ-
雨だ…。今まで眩しい位に陽が
射していた俺の部屋が一気に暗くなる。
-ピカッ- -ゴロゴロ-
カミナリまで鳴り出してる。
「あんなに晴れてたのに…。」
-ガチャ-
ババァが扉から顔半分だけ覗かせて笑ってる。
「な.なんだよ…。」
-ピカッ-ゴロゴロ-
「ねっ…降ったでしょ…。」
「……あ.あぁ。」
「わかればいいのよ…。じゃあね。」
-バタン-
「………。」
静かになると勉強に集中する。
こんなに真剣に勉強したのは初めてかもしれない。
どうしても解らない所があると
俺は次の日学校に行って担任の
吉岡に聞くようになった。
そんな俺の額に誠也はいつも手を当てる。
「陸.大丈夫か?熱でもあんじゃねぇの?」
「ねぇよ!!テメェも人の心配する
前に自分の将来.真剣に考えろ!!」
「陸ちゃんからそんな言葉聞くなんて…。やっぱり陸ちゃん熱があるって!!保健室行く?付いて行ってやるから。」
「……。もう黙ってろ。」
誠也は未だに進学か就職で悩んでいる。
もし…俺も果懍と出会ってなか
ったら誠也と同じ様に悩んでいた
かもしれない。
-ザーッ-
雨だ…。今まで眩しい位に陽が
射していた俺の部屋が一気に暗くなる。
-ピカッ- -ゴロゴロ-
カミナリまで鳴り出してる。
「あんなに晴れてたのに…。」
-ガチャ-
ババァが扉から顔半分だけ覗かせて笑ってる。
「な.なんだよ…。」
-ピカッ-ゴロゴロ-
「ねっ…降ったでしょ…。」
「……あ.あぁ。」
「わかればいいのよ…。じゃあね。」
-バタン-
「………。」