* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
いつものお袋の怒鳴り声を背中で
聞きながら俺は走った。
もう駅に着いてっかな…。
もう一度だけ…もう一度だけ。
俺は心で呟きながら駅までの道を急ぐ。
「陸…!?」
駅前にある公園の中から岳と果凜が出て来た。
居た…。
「どうした?そんなに急いで…。
遊びに出掛けるのか?」
「いや…。ちょっとコンビニまで。」
「そんなに急いで行く程コンビニ
に欲しい物があるのか?(笑)」
岳の後ろから果凜が出て来て俺の前に立った。
「凄い汗…。風邪ひいちゃうよ。」
そう言って制服のブレザーから
自分のハンカチを取り出して俺の
目の前に差し出した。
「…ありがとう。」
「陸.コンビニは逃げないから帰り一緒に寄ろうぜ。(笑)
駅まで星野を送ってく途中なんだ。付き合ってくれよ。」
「えっ。…あぁ.いいよ。」
他の女なら…断っていただろう。
でも…俺は何故だか喜びさえ感じていた。
送ると言っても駅はもう目の前に見えている。
その目の前の駅に着くまで俺は
岳と楽しそう話している果凜の顔
から目が離せなかった。
聞きながら俺は走った。
もう駅に着いてっかな…。
もう一度だけ…もう一度だけ。
俺は心で呟きながら駅までの道を急ぐ。
「陸…!?」
駅前にある公園の中から岳と果凜が出て来た。
居た…。
「どうした?そんなに急いで…。
遊びに出掛けるのか?」
「いや…。ちょっとコンビニまで。」
「そんなに急いで行く程コンビニ
に欲しい物があるのか?(笑)」
岳の後ろから果凜が出て来て俺の前に立った。
「凄い汗…。風邪ひいちゃうよ。」
そう言って制服のブレザーから
自分のハンカチを取り出して俺の
目の前に差し出した。
「…ありがとう。」
「陸.コンビニは逃げないから帰り一緒に寄ろうぜ。(笑)
駅まで星野を送ってく途中なんだ。付き合ってくれよ。」
「えっ。…あぁ.いいよ。」
他の女なら…断っていただろう。
でも…俺は何故だか喜びさえ感じていた。
送ると言っても駅はもう目の前に見えている。
その目の前の駅に着くまで俺は
岳と楽しそう話している果凜の顔
から目が離せなかった。