* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
家に帰ると制服を着た岳が朝飯を
食っていた。


「なんだ陸.朝帰りか?早く着替えないと学校に遅刻するぞ。」


「……行かねぇから。」


台所からお袋が出て来た。


「あんた!!何言ってんの!!朝帰り
で学校に行かないってどう言う事
なの!!最近頑張ってると思っ…」


「うるせぇんだよ!!」


お袋の声で頭がズキズキする。


俺は2階の自分の部屋に向かう。


「陸!!親に向かってうるさいって何よ!!…陸!!」


俺の背中でお袋が叫んでいた。


ベットに寝転ぶと枕に顔を埋める。


ついこの間まで匂っていた果懍の
甘い香りは消えてしまっていた。


俺は携帯を取り出し果懍からの
連絡を待つ。


♪…♪


ンッ…。メール…果懍!?


俺は睡魔に襲われ2時間程眠って
しまっていた。


慌てて受信Boxを開く。


----…----…----…----…---…
陸ちゃん今日はお休みですか?
----…----…----…----…---…


誠也かよ…。


----…----…----…----…---…
休む。頭痛ぇんだ。
----…----…----…----…---…

俺は誠也に返信する。

----…----…----…----…---…
お大事に。w(゚o゚)w
----…----…----…----…---…
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