* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
「お帰り…星野に会えたのか?」
岳が遠慮がちに聞いてくる。
俺の泣き顔を見て何かを察したんだろう…。
「会えたよ…。」
「えっ!!星野に会えたのか?」
「あぁ…。」
「で?…どうだった?」
「何がだよ!!」
岳の問い掛けにも不審感を抱く。
何を探りだそうとしてんだ。
今の俺には全ての人間が信じられ
ずに疑ってしまう。
「いや…星野の具合…面会謝絶に
なってるって聞いたから…。」
「……風邪こじらせただけだ。」
「そ.そっか…早く治るといいな。」
「………。」
俺は部屋の中へと入る。
扉を閉めると涙が溢れ出す。
「ツッ…果懍…ツッ…」
俺は泣き声が洩れないように
ベットに潜り込んだ。
涙がとめどなく流れる。
「俺はどんな事からもお前
を守ってやる…。」
そう果懍に誓ったのに。
守ってやれなかったんだ…。
「会えたよ…。」
岳に言った言葉は嘘だった…。
俺は果懍の気持ちを考えて
会わずに病院を出た。
果懍や拓海君の気持ちも考えずに
俺は自分の想いだけを押し付けてた。
そんな俺に長い間の沈黙の後
拓海君は意を決したように話
してくれたんだ…。
岳が遠慮がちに聞いてくる。
俺の泣き顔を見て何かを察したんだろう…。
「会えたよ…。」
「えっ!!星野に会えたのか?」
「あぁ…。」
「で?…どうだった?」
「何がだよ!!」
岳の問い掛けにも不審感を抱く。
何を探りだそうとしてんだ。
今の俺には全ての人間が信じられ
ずに疑ってしまう。
「いや…星野の具合…面会謝絶に
なってるって聞いたから…。」
「……風邪こじらせただけだ。」
「そ.そっか…早く治るといいな。」
「………。」
俺は部屋の中へと入る。
扉を閉めると涙が溢れ出す。
「ツッ…果懍…ツッ…」
俺は泣き声が洩れないように
ベットに潜り込んだ。
涙がとめどなく流れる。
「俺はどんな事からもお前
を守ってやる…。」
そう果懍に誓ったのに。
守ってやれなかったんだ…。
「会えたよ…。」
岳に言った言葉は嘘だった…。
俺は果懍の気持ちを考えて
会わずに病院を出た。
果懍や拓海君の気持ちも考えずに
俺は自分の想いだけを押し付けてた。
そんな俺に長い間の沈黙の後
拓海君は意を決したように話
してくれたんだ…。