* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
岳は果凜が見えなくなると我に返ったように俺を見た。


「一緒に送らせて悪かったな。」


「えらく寂しそうな顔してたけど
名残り惜しいなら追い掛ければ。(笑)」


「ば〜か!!(照)そんなんじゃないよ。
それにまた明日.学校でも会えるし…。
そんな事よりコンビニ行くんだろ!?行くぞ!!」


「コンビニ?何しに?」


「はあっ?お前が用あるんだろ?」


あっ…さっきコンビニって言ったんだっけ…。


「あぁ…バイクの雑誌が発売してんだよ。」


俺は用も無いコンビニに入って
昨日買ったバイクの雑誌をまた買
う為にレジに向かう。


同じ雑誌2冊もいらねぇんだけどな…。


「ピッ…毎度ありがとうございます。780円になります。」

「はい。………あっ。…岳!!
俺.財布持って来てねえわ…。」


「「えっ!?…」」


岳と店員の声が揃った。


結局.岳に金を借りて雑誌を買った…。


わざわざ金.借りてまで同じ雑誌はマジでいらないんですけど…。


「お前.財布も持たずにコンビニに行くって…俺が居なかったらどうするつもりだったんだよ。(笑)」


「悪い。急いでたから…。」


岳は呆れた顔して俺を見ていた。
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