* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
「お前は…果懍の事が好きで
付き合ってたんじゃないのか?」


「笑わせるなよ。星野が病院の娘
じゃなかったら俺が相手にする
はず無いだろ。(笑)俺は本気で
星野に愛情を感じた事はないよ。
あっ…星野に感じた事が1度だけ
あったよ。
それはアイツを犯した時だ。(笑)
嫌がる女を犯すってあんなに
気持ちいいとは思わなかったよ。
星野.泣き喚いてたぞ。(笑)」


「テメェ…それ以上言うんじゃねぇ!!」


「お前とヤッてる時には感じ
まくってるくせによ!!」


ぶっ殺してやる…。


俺は岳の胸倉を掴むと頭突きを
食らわし殴り続ける。


「ウッ…」


詫びるどころか果懍の事を侮辱
したコイツを俺は絶対に許さねぇ…。


俺はもう岳に対して憎しみ以外
何の感情も無くなっていた。


「果懍がどんなに辛い思いを
したかテメェにはわからね
ぇのかよ!!」


「ゥッ…止めろ…お前は…また
暴力…かよ…ゲホッ…ッッ」


「うるせぇ!!お前だけは絶対に
許せねぇんだよ!!」


ボコッ…ボコッ!!


「…陸…止めろ…よ…ゲホッ…」


俺の拳が血で染まって行く…。


それでも俺は手を止めない。


こんなに人を憎いと思ったのは
初めてだったんだ。
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