* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
「さあ!!やっと落ち着けたから
帰って勉強でもするか…。」


「あっ…。忘れてた。
岳.ちょっと勉強教えて欲しいんだけど。
俺も来週からテストなんだけど
今回.欠点取ったら俺マジでヤベェんだ。」


「らしいな。(笑)母さんが言ってた…。
いいよ。で?何がわかんないんだ?」


「……全科目。」


「………マジかよ。」


岳がまた呆れた顔で俺を見た。(笑)


「マジです。」


「仕方ない今日は陸ちゃんの為に頑張りますか。(笑)
俺も協力するからお前も今回は
真面目に勉強しろよ。祐輔に誓ったんだろ?」


「あぁ…。わかってる。」


祐輔の事は岳も.もちろん知っていて…。


祐輔が死んだ後.祐輔が行けない
高校に俺も誠也も行かないと言っ
た俺に岳の言葉が後に祐輔への誓いとなった。


「お前と誠也がせっかく受かった
高校に行かない事を祐輔が喜ぶと
でも思ってるのか?祐輔はそんな
奴じゃないだろ!?」


「うるせぇ!!祐輔が…祐輔が
一番行きたがってたんだよ!!
なのに…バカな野郎が祐輔の
命を奪ったんだ!!」


俺は陸の言葉さえ素直に受け入れる状態じゃなかった。
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