* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
俺は短い時間で叔母さんの
サッパリした性格に親しみを
感じ始めていた。


お袋になんとなく似ている様な気がしたんだ。


「陸.腹減ってるなら
何でも頼めよ。」


「いや.いいよ。何か緊張し過ぎて
何も食う気しねぇ。(笑)」


「緊張する要素がどこに
あったんだよ?」


「俺はやっぱり自分に負い目が
あるからさ…。自分が人から
どんな目で見られても仕方が
ないと思ってて…。
だからさスゲェ緊張すんだよ。
1年前は人にどう思われようと
関係ねぇ…って俺は俺だ…って
思ってたのにさ。(笑)」


「今もお前はお前だろ?
俺は1年前のお前も今のお前も
俺の親友だと思ってるよ。」


「………。」


「叔父さんも叔母さんも今回
お前の話しをした時.本当に
喜んでくれてたんだ。
過去なんて関係ねぇ…って
罪を償ったんなら後は…そいつの
芽を俺ら大人が花咲かせてやら
なきゃいけないって…。」


「…本当に有り難いと思ってる…
それにそんなチャンスをくれた
お前にも…。」


「俺は当たり前の事をした
だけだ。
だって俺達.親友だろ。(笑)」


「あぁ。たまにマジでウゼェ時が
あるけど。(笑)」


「……お前.マジで可愛くねぇ!!」
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