* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
「すいませんでした!!」


そう言うと男の方は慌てて更衣室へと向かう。


「みなさん!!ごめんなさ〜い♪
今日は寝坊しないで起きれ
たんですけど…。
梨華.用意するのが遅くって♪」


女の方はまだ言い訳をダラダラと話していた。


用意って…それだけ化粧も厚く
塗る時間があんなら早く来
れんだろ…。


「梨華.言い訳はいいから
さっさと着替えて来いよ!!」


誠也が言うと女は拗ねたように
更衣室に向かった。


「あの2人はしょうがねぇな…。
准平は梨華と付き合い初めてから
変わったな。前は遅刻なんて1度
もした事が無かったのに。」


あの2人.付き合ってんのかよ。


俺の目からは不釣り合いに見えた。


男の方は背も高く顔も悪くなくて
真面目そうな印象だったのに比べ

女の方は髪を金髪に染めて厚化粧
服装に関してもミニスカートに
ヘソ出しルック。


「陸.梨華には気を付けろ。
俺と同じ時期に事務員として
入ったんだけど男探しに来てる
様なもんだから…。
得意先の営業マンや客とか色々と
噂があんだよ。」


「でもさっき一緒に来たの彼氏だろ?」


「一応な…でも梨華は一人の
男だけじゃ満足出来ねぇんだよ。」
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