* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
でも…病院の娘じゃ無かったら
それ程.執着はしなかっただろう。(笑)


確かに星野は美人だが
この程度の美人は世の中
にはたくさん居る。


バカな奴…星野だけが女じゃ
ねぇんだよ。
そんな事もわからねぇのかよ?


「果凜がどんなに辛い思いを
したかテメェにはわからね
ぇのかよ!!」


陸が殴り掛かってくる…。


またコイツは暴力だ。


バカは言葉で伝える能力を持って
いない…だからすぐに暴力で解決
しようとするんだ。


-ボコッ-


-ボコッ-


「ウッ…ゲホッ…ッ!!」


ヤバイ…コイツ…本気だ…。


俺は陸に殺されるかもしれない
と言う恐怖をこの時に初めて
感じた。


「ウッ…止めろ…お前は…また
暴力…かよ…ゲホッ…ッッ」


「うるせぇ!!お前だけは絶対に
許せねぇんだよ!!」


殺される…!!


「…陸…止めろ…よ…ゲホッ…」



どれ位時間が経ったのか…重い
瞼を開けると視界が狭く…ぼやけて見える。


俺.どうなってしまったん
だろう…?


微かに人が走って来る足音と
声が聞こえた。


「あっ!!巡査長.居ました!!」


「居たか!?…これは酷いな…。
救急車だ!!救急車を呼べ!!」


「はい!!」
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