* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
「前園さん.私でお役に立つ
なら…時間ありますけど。」


「桃が時間あるなら俺も
時間あるけど…。何の用だ?」


いや…結局お前はいつも
暇なんだろ…。


「明日.お袋の誕生日なんだ…。
ずっと渡して無かったんだけど
色々.迷惑掛けたし…。」


「わかりました!!(笑)
今日3人でお母さんの
プレゼント選びに行きましょ。
ねっ誠ちゃん!!」


「あぁ!!…そう言えば俺も
母ちゃんに長い間.誕生日
プレゼントなんて渡して
ねぇな…。俺の母ちゃんも
来月.誕生日だから俺も買
って渡そうかな…。
桃.俺の母ちゃんのも選ん
でくれよ!!」


「うん♪いいよ!!」


俺達は仕事が終わるとすぐ
に駅前のフアッションビル
に向かった。


さすがに俺達と違って佐伯
が居ると無駄が無く店を選
んでくれる。


あっという間に何点かに絞
られた。



「私がお役に立てるのは
ここまでです。
最後はちゃんと誠ちゃんと
前園さんが自分のお母さん
に似合う物を選んであげて
下さいね。」


佐伯が選んでくれたのは
スカーフやバック.サイフ
なんかを売っているお店だった。


俺達はお互い自分のお袋
の顔を思い浮かべながら
選んでいく。
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