* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
必ず元の身体にしてみせる。


そして…謝って許される
事じゃないけど…
元の身体に戻った時
星野に会って謝りたい…。


今すぐにでも謝りたいけど…
こんな身体で星野に会って哀れみ
を買いたくはなかった。


どれ位時間が掛かるか
わからないけど…


今.俺に出来る事は一つ。


出来る事を頑張るしか
ないんだ…。


「母さん.行って来ます!!
学校の帰りにリハビリして
くるから少し遅くなるよ!!」


「はい.はい。(笑)
行ってらっしゃい!!」


俺は学校にも行くようになった。


年下の奴らと一緒の空間に
馴染めるか不安で登校した
俺に初めは遠巻きに見て居た
奴らも今は普通に接してくれる。


「がっ君.今日もリハビリ
に行くんだろ?
気を付けて行って来いよ!!」


「ありがとうな。」


「がっ君.バイバイ♪」


「おぅ!!また明日な!!」


たくさんのクラスメート達
が声を掛けてくれる。


一年前のクラスからは
考えられない事だった。


俺が常にトップで居た一年前。


当時の俺は勉強の事しか
頭に無くて…自分以外の
人間は全てライバルだと
思っていた。


休み時間でも俺は
参考書を開く毎日。
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