* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
第28章 -岳Side-希望
俺は今年の春から理学療法士
養成学校に入学した。
色々な技術を学び患者の
気持ちになって考える。
学校に行きながら毎日リハビリに
通う事の大切さを俺は自分の身体
で感じていた。
不自由だった左半身が
今は気にならない程に
動く様になっている。
ゆっくりだが普通に
歩ける事の喜び。
物を左手で掴める事の喜び。
握力の回復と左下半身の更なる強化が今の目標だ。
それと…俺が熱心に通う
理由がもう一つある。
川嶋 美咲
先月から入って来た女の
理学療法士。
今年国家試験に合格した
俺と同い年の女だった。
高校を卒業してすぐに地元
の養成学校に通い今年卒業
と共に国家試験を一発で合
格したらしい。
俺が本人から聞いたのでは無く
ずっと俺と一緒にリハビリに励ん
でいる山崎のおばちゃん情報だ。
「岳ちゃん.美咲ちゃんの
事どう思う?」
「どうって?何が?」
「好きか嫌いかって事だよ!!」
「はっ?そんな事.急に聞かれても。」
俺はさりげなく美咲を見る。
ドキッ。
目が合ってしまった。
横ではそんな俺達を見て
山崎のおばちゃんが笑ってる。
養成学校に入学した。
色々な技術を学び患者の
気持ちになって考える。
学校に行きながら毎日リハビリに
通う事の大切さを俺は自分の身体
で感じていた。
不自由だった左半身が
今は気にならない程に
動く様になっている。
ゆっくりだが普通に
歩ける事の喜び。
物を左手で掴める事の喜び。
握力の回復と左下半身の更なる強化が今の目標だ。
それと…俺が熱心に通う
理由がもう一つある。
川嶋 美咲
先月から入って来た女の
理学療法士。
今年国家試験に合格した
俺と同い年の女だった。
高校を卒業してすぐに地元
の養成学校に通い今年卒業
と共に国家試験を一発で合
格したらしい。
俺が本人から聞いたのでは無く
ずっと俺と一緒にリハビリに励ん
でいる山崎のおばちゃん情報だ。
「岳ちゃん.美咲ちゃんの
事どう思う?」
「どうって?何が?」
「好きか嫌いかって事だよ!!」
「はっ?そんな事.急に聞かれても。」
俺はさりげなく美咲を見る。
ドキッ。
目が合ってしまった。
横ではそんな俺達を見て
山崎のおばちゃんが笑ってる。