* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆

俺達が付き合い始めた事は
リハビリのみんなには内緒
にしていた｡


理由は美咲の仕事がやりに
くくなる事を避ける為｡


｢岳ちゃん…美咲ちゃんと
は進展が無いのかい?
絶対にあんた達はお似合い
だと思うんだけどね…｡｣


山崎のおばちゃんが
残念そうに俺を見る｡


｢な.何!?時期が来たら…ちゃんと
いや…何でも無い…｡｣


つい…みんなに知って貰いたくて
言ってしまいそうになる｡


日を追う事に美咲を
昨日より好きになって行く｡


明日になると今日よりも
好きになるんだ｡


｢有難うございました｡｣


先生達に向かって
挨拶をして帰る｡


｢岳君.また明日ね!!
お大事に…!!｣


先生達に交じって美咲も
笑いながら俺を見送ってくれる｡


そんな美咲を俺は毎日
仕事が終わって帰って来る
時間に駅まで迎えに行くんだ｡


毎日.美咲が帰って来る
時間が待ち遠しい｡


｢岳.彼女居るでしょ?(笑)｣

｢な.なんで!?｣


｢幸せそうな顔してるもの｡
居るんならちゃんと紹介し
なさい｡(笑)｣


｢なんだよそれ｡(笑)
わかった…今度.家に
連れて来るよ｡｣


幸せそうな顔って…｡


母さんには敵わないな｡