* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
何も知らない山崎のおばちゃんの
言葉が俺に突き刺さる。


おばちゃん…美咲は俺の顔
なんて見たくないんだよ…。


「うん…また時間が出来たら
リハビリに行くよ。」


「そうしてあげな。(笑)
おばちゃんも岳ちゃんが
居なかったら寂しいし。(笑)
じゃあ.おばちゃんこの駅
で降りるから…またね♪」


「うん。またね。(笑)」


美咲…お前は今.何を思ってる?


俺と出会った事を後悔してる?


俺はお前と出会って…
好きになって…短い間
だったけど幸せだったよ。


今日も俺は失ってしまった者の
大きさに改めて気付くんだ…。


夜になって自分なりの
リハビリに励む。


最近は順調に回復を見せて
いた身体に少し違和感を感
じる様になっていた。


一週間サボっていた結果は
すでに身体に現れ始めている。


諦めちゃいけない…。


俺はいつも美咲を迎えに
行っていた時間になると
リハビリを始める様になった。


自分を無にする事で
美咲の事を考えない様に
していたのかもしれない…。


それでも…夜.ベットに
入ると自分を無にする事が
出来なくなる。


美咲…お前に会いたい…。


忘れられないんだ。
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