* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
「前園さん.お茶.入りました!!
あの…これ…朝.私が焼いたん
ですけど…良かったらどうぞ…。」
佐伯が遠慮がちに差し出し
たのはドライフルーツの
パウンドケーキ。
「えっ?佐伯が焼いたの!?
スゲェじゃん!!いただきます!!」
俺が食べるのを佐伯が
不安そうな顔で見ている。
「ん!!美味いよ!!」
「本当ですか!?良かったぁ♪」
「だから言っただろ美味い
って…何で俺の言った事.
信じないんだよ。(笑)」
「だって.誠ちゃんは何食べても
美味しいしか言わないから…。」
「本当に桃が作ったもんは
全部美味いんだから仕方無
いじゃん…。」
「………。」
また始まったラブラブトーク…。
「もぅ…前園さんの前で
恥ずかしいでしょ!!」
「別に…お好きなだけどうぞ…。
もう俺慣れちやったから。(笑)」
佐伯の顔が真っ赤になって行く。
俺は今こうして2人が
惚気合える日が来て本当
に良かったと思ってる。
楓花がお腹に居る間に
佐伯のガンは少しづつ
進行していた。
命の不安の中.楓花を出産
した佐伯はすぐに手術を受けた。
幸い子宮も摘出しなくて済んだ
事が次の希望へと繋がっている。
あの…これ…朝.私が焼いたん
ですけど…良かったらどうぞ…。」
佐伯が遠慮がちに差し出し
たのはドライフルーツの
パウンドケーキ。
「えっ?佐伯が焼いたの!?
スゲェじゃん!!いただきます!!」
俺が食べるのを佐伯が
不安そうな顔で見ている。
「ん!!美味いよ!!」
「本当ですか!?良かったぁ♪」
「だから言っただろ美味い
って…何で俺の言った事.
信じないんだよ。(笑)」
「だって.誠ちゃんは何食べても
美味しいしか言わないから…。」
「本当に桃が作ったもんは
全部美味いんだから仕方無
いじゃん…。」
「………。」
また始まったラブラブトーク…。
「もぅ…前園さんの前で
恥ずかしいでしょ!!」
「別に…お好きなだけどうぞ…。
もう俺慣れちやったから。(笑)」
佐伯の顔が真っ赤になって行く。
俺は今こうして2人が
惚気合える日が来て本当
に良かったと思ってる。
楓花がお腹に居る間に
佐伯のガンは少しづつ
進行していた。
命の不安の中.楓花を出産
した佐伯はすぐに手術を受けた。
幸い子宮も摘出しなくて済んだ
事が次の希望へと繋がっている。