* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆

｢お父さん!!陸に騙されちゃ
ダメよ!!本当にお父さんは陸に
甘すぎるのよ!!この子が素直に
謝る自体おかしいと思わないの?｣


お袋がキッチンから出て来て親父
に言ってる…｡


ｸｿｯ…今日のババァは冴えてやがる｡


俺の考えを見破りやがった｡


｢陸.少しは岳を見習いなさい!!
岳は毎日.真っ直ぐ家に帰って
来てちゃんと勉強してるわよ!!｣


｢うるせぇな!!そらぁ岳は家に
帰って来ても女と一緒なら楽しい
だろうよ!!それに岳と俺を比べんな!!｣


｢女?…そう言えば星野さん最近.
来てないわね…｡どうしたのかしら…!?｣


｢はあっ?…今日も来てたんじゃ
ねぇのかよ!?｣


｢今日?…お母さん今日はずっと
家に居たけど帰って来た時は岳
一人だったわよ｡｣


｢本当か!?｣


｢嘘ついてどうすんのよ!!あらぁ
嫌だ…お父さん｡岳.星野さんに
振られちやったのかしら…｡｣


｢さぁ…｡振られちやったのかな?｣


二人は俺の話しから岳の事を心配
し出した｡


岳…どう言う事だよ…!?


岳の女だから俺は果懍の事を
諦めようとしてんだよ｡


うまくいってる…って
さっき言ってたじゃねぇか…｡


岳…何で嘘ついたんだよ…｡