* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
「会えて良かったね…。(笑)」


果凜が俺の髪をかきあげながら
微笑んでくれる。


「うん…。またな…って
佑輔.言ってた。
でも…今度会う時は俺も
雲の上だ…。(笑)」


「その時は…私も一緒に
連れて行ってね。
パパが居ないと私は生きて
いけないもん…。」


「果凜…。」


俺は包み込むように
果凜を抱き締めた。


「そうだよな…ずっと一緒
だって…約束したもんな。」


「うん…。死ぬまで一緒じゃなくて
私達は死んでも一緒なんだよ。」


果凜…お前はどれだけ
俺の胸の奥を刺激すれば
気が済むんだよ?


お前が傍に居てくれるだけで
俺の胸は痛くなったりドキドキ
したり毎日.騒がしいんだ。


「でも.まだまだ俺達
生きなきゃな…。
翼と美羽が自立するまで
親として責任取らないと。
佑輔には気長に待ってもらう
しかねぇな。(笑)」


「そうだね。(笑)きっと
待っててくれるよ。
あっ…佑輔君は誠也君
にも会いに行ったのかな?」


そう言えばアイツさっき
愚痴ってたっけ。(笑)


「どうだろうな…。(笑)
佑輔が誠也に会いに行った
としても誠也は朝になった
ら忘れてたりして…。
アイツなら有り得るだろ?」

「だね。(笑)」
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