* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
駅前に行くと案の定.女が
たくさん居る。


「陸.どの女にする?」


「どれでも…。」


誠也はいつもの巧みな技で2人組
の女を意図も簡単に連れて来る。


俺は誠也に対して唯一.尊敬する所だ…。


女達が自然と俺と誠也の
横に付く。


2人共.顔は悪くない。


さすが誠也だ…誠也も誰だって
いい訳じゃないらしい…。


早速って言う訳にはいかず誠也が
女達を駅前のファミレスに誘う。


俺に付いた女は既に媚びて
来ている。


ウゼェ…。


「名前.何て言うの?」


「……陸。」


「陸か♪私.菜摘って言う
の宜しくね♪」


呼び捨てかよ…。


前の席に座ってる誠也を見ると
女と話しながら携帯をいじってる。


すぐに俺のポケットの中に
ある携帯が震え出す。


俺は女に気付かれないようにメールを見る。


(すぐにヤレそうだな。(^O^)
10分後出るぞ…俺ん家な。)


誠也を見ると笑ってる。


俺は正直そんな気持ちも
失せていた。


やっぱり頭の隅にあるのは
果懍の顔。


「誠也…やっぱ俺…」


「陸!?…おぅ誠也久しぶり!!」


なんでだよ…。


俺の目の前には果懍を連れた
岳が立って居た。
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