* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
昨日も俺.祐輔.誠也の3人で遊んでいた。


「明日カラオケでも行く?」


誠也の誘いに祐輔が言った。


「悪りぃ…明日.親父とお袋と一緒
にばぁちゃん家に行かなくちゃいけねぇんだ…。
高校に合格した報告をしに行く
って親父がうるせぇんだよ(笑)」


「そっか。じゃ明後日にするか!!」


「おぅ。本当悪いな…。
明後日は絶対に付き合うからさ。」


帰りには
「じゃあな!!(笑)また明後日.連絡するから!!」
そう言って別れたのに…。


それが祐輔と交わした最後の会話。


祐輔は誰よりも俺達3人がまた
一緒に同じ学校に通える事を楽しみにしてた…。


そんな祐輔が行きたかった学校。


俺と誠也は祐輔に誓ったんだ…。


祐輔の分までちゃんと辞めずに
卒業するって…。


もし…祐輔への誓いがなかったら
俺達はもう.とっくに辞めていた
だろう…。


絶対に守らなくちゃいけない誓い…。


だから俺達はここで留年してる
場合じゃねぇんだ。
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