* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
「陸ちゃ〜ん!!アッ……岳ちゃ〜ん
おはよう♪」


誠也が俺と岳が一緒に居る事に
一瞬驚いた顔を見せたのを俺は
見逃さなかった。


でも誠也は何事も無かった様に岳にも声を掛けている。


コイツのいい所の一つは何事にも
後に引きずらない事。


誠也の天真爛漫な性格がそうさせてるのか…何も考えていないのか…俺にもわからない。


「よっ!!二人で仲良く登校ですか?(笑)」


今日もコイツは相変わらず
テンションが高い。


「お前さ…朝から何.食ったら
そんなにテンション高くな
んだよ?」


「ん?内緒だよ〜ん♪」


「誠也.昨日はごめん。」


岳が誠也に声を掛ける。


「岳ちゃん俺の方こそ殴ったり
しちやってごめんね。」


「本当.お前のパンチ効いたよ。
もう二度とお前に殴られない様に
気を付けなきゃな。(笑)
あっ.もう行かなきゃ…。
じゃあな!!」


「おぅ.じゃあな。」


「岳ちゃん行ってらっしゃ〜い♪」


岳が振り返ってもう一度
手を振る。


「陸.良かったじゃん。
岳わかってくれたんだな。」


「岳は俺に果懍を幸せにしてやってくれって…。」


「そっか…。責任重大だな。」
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