* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
昼休み俺は果懍にメールを送る。


「会いたい。」


俺が女に対して初めて使う文字。


自分で送って恥ずかしくなりながらも喜びを感じてる。


返事が待ち遠しくて俺は携帯片手に弁当を食う。


「何.ニヤケてんだよ!?」


誠也がウインナーを食いながら
聞いてくる。


「別にニヤケてねぇし…。」


「果懍ちゃんか?いいねぇ♪
陸ちゃん恋してんねぇ。(笑)」


「うるせぇ…。」


♪…♪…♪


果懍だ!!


俺は慌ててメールを開く。


「私も会いたい。学校が終わったらメールするね☆ -果懍- 」


今.俺は誠也に否定出来ない位にニヤケてしまっていると思う。


好きな女からのメールがこんなに
嬉しい事だと初めて知った。


「り.陸…。お前.気持ち悪い…。」


「はあっ!?これがお前の言う恋
してる男の顔なんだよ!!」


「お前がそんな事.言うとはねぇ…。」


すると誠也が携帯を片手に悩んでいる。


「どうしたんだよ!?」


「ん?どうせ今日お前は果懍ちゃん
とデートだろ?俺もデートの相手
探してんの。誰にしよっかな…。」


「モテる男は違うねぇ…。」


その後誠也は一人に絞り切れず
真剣に悩んでた。
< 80 / 437 >

この作品をシェア

pagetop