* 唯一無二 * ☆最初で最後の想い☆
第9章
俺と果懍が付き合い始めてからは
学校が終わると俺達は毎日の様に
デートを重ねた。


お互いの学校の都合でどうしても
会えない日があると俺は余計に
果懍に会いたくなって…今日も夜
遅くに果懍の家までバイクを飛ばす。


家の前に着いて果懍の携帯に電話する。



「窓から顔.出して。」


俺が言うと果懍がすぐに顔を出す。


「陸君!!…会いに来てくれたの?」


「顔が見たくなったから…。」


電話で話しながら俺は2階にある
果懍の部屋を見上げる。


「ちょっと待ってて!!すぐに行くから!!」


「ダメ。もう遅いから…早く寝ろ。本当に顔.見に来ただけだから…。じゃあ明日な…。」


「陸君!!明日…明日.会ったらギユッってしてね…。たくさんギユッってしてね…。」


「あぁ…わかった。息が出来ない位
抱きしめてやるよ(笑)」


「約束だよ。(笑)会いに来てくれてありがと…。気を付けてね。じゃあ…おやすみなさい…。」


「おやすみ。」


たった5分程の時間でも俺は果懍
の顔を見れた事に幸せを感じてる…。


早く果懍を抱きしめてやりたい。


もう今の俺には果懍の居ない生活
なんて考えられなかった。


果懍…ずっと一緒に居ような。
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