ある日の不思議なお話【前編】
ちょっちょっちょっと
ソレは無理!!
いくら抵抗しても
無理なコトに気付く
「ははっ(笑)水
嫌いなんかぁ?」
軽く流されて
あたしは今
形は猫だけど
憧れのRyoとお風呂に
入っている
ヤバい…鼻血出そう…
「ふぅ…
あったけぇ…」
もたれている
体制で
わるいかなぁ…
本能的に
Ryoを舐めた
「ははっ(笑)
可愛いぃ」
撫でられて
猫と実感(笑)
もぅ予想外にも
なれてきた(笑)
湯船をバシャバシャ
泳ごうとして
溺れかけて
救出されての繰り返し
体を洗ってもらって
(かなり
恥ずかしかった…///)
とても疲れた
2人…
いや
正確に言うと
一人と一匹で入ってると
Ryoが言葉を漏らした
「あいつと
入ってた時みてぇ…」
遠い
どこか寂しそうな
目をして
あたしは
それを見逃さなかった
取りあえず出て
拭いてもらって
ドライヤーで
乾かしてもらった
Ryoはシャツを着て
あたしを見た
「お前…綺麗な色
してんじゃん
空みたい…」