君に片思い
「レポート……ですか?」


急に、上から聞き覚えの無い声が降ってきた。

顔を上げると「時……田?」が、コーヒー片手に立っている。



「お疲れさまです。あ、コーヒー入れたんでどうぞ。」


「あ……ありがと……。」



何で時田?
課も違うし、第一話したことなんてないのに。


何でコーヒーを?


「頑張ってください。」


時田は、そう言うと軽くお辞儀をして同期達がいる方へと消えてった。



俺の頭の中に疑問ばっかり残して……。



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