君に片思い
「だよな。時田相手に恋なんてあったらびっくりだわ。まず、男だし既婚者だし有り得ないってな。
ごめんごめん。ちょっと言ってみただけ。冗談だよ。」


笑いながら俺の肩をバシバシ叩いて持ち場に戻るナベオ。

当たり前だ。
相手は俺だぞ。



有り得ない。
無い。



絶対に無い。





じゃあ………







何で、こんなに時田が気になるんだ?


何で、こんなに時田の言葉1つ1つが他と違うんだ?



何で、こんなに時田のコーヒーが飲みたいんだ?





この気持ちは……なんなんだ?



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