君に片思い
「いや、それはこっちのセリフだから。松がサボってるから連れ戻しに来たんです。新人チャン困ってたよ?『松原サンいない!』って。」



「だって、俺んとこに配属された新人使えねぇんだもん。」


だから、面倒くさくなって休憩。

「新人なんだから使えなくて当たり前でしょ。ほら、行くよ松!」


ナベオに無理やり腕を引っ張られ、展望デッキから会社のオフィスに連れ戻される。


「やる気しねぇーなぁ。」


そんな呟きは新人の呼ぶ声に消されて溜め息だけが残った。



「松原さーんっ!!」



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