星空とミルクティー


『茜、こいつ俺の友達で、蛍。
今日からバイト入ることになったから』


高3にしては大人びていると思う従兄弟が連れてきたのは、
茶色くて大きな目が印象的な、男の子。


18歳といえば、微妙な年頃。

すらりと背が高くてしなやかな体は、まだ完熟とはいえない果実のよう。

わずかに 子どもの名残を残した彼は、女の子が好みそうな端正な顔立ちをしていた。


『よろしくお願いしまっす!!』


――例えるなら、そう。
弟が1人増えたような、そんな気分。


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