マーメイド・ラブ


「どうかしたの!?」

窓の外から声がした。そこには、私より少し年上らしき男の子がいた。
「泣かないで…」

急いで、涙をふく。
『えっ!!私泣いてないよ』
「我慢しなくていいんだよ辛いときは泣いていいんだよ。いつも、窓から海を見つめてたね。僕ずっと話したかったんだ」

『う…うわあぁぁん!!!』
その男の子の言葉に必死に堪えていた、涙が溢れた。
初めて私の気持ちを分かってくれた人…
泣いていいといってくれた人…

こんな私と話したいと言ってくれた。

ありがとう
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