‐白雪姫と悪魔なアイツ‐



 絶対何かあると思ったんだ。



 普段は強気に男共を無視するのに、女
 共に無視されても平気な顔してるのに



 何て顔してんだよ。



 だから俺は、そんな白雪姫を見てると
 なんだか自分見てるみたいで、放って
 おけなかったんだ。



 そして、ある時事件が起きた。



 俺は家が近いからチャリ通だった。



 白雪姫もここらへんが地元なのか、い
 つも歩きで来てるみたいだったから、
 その日は白雪姫をつけてみることにし
 たんだ。



 でも、何か白雪姫はビクビクしてて。



 白雪姫が角を曲がったとき、
 何だか嫌な予感がしたんだ。



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