‐白雪姫と悪魔なアイツ‐



 仲良くなって、付き合って、…までの
 男は、あたしにだって人並み以上経験
 はある。



 只長く続かないだけで。



 「はあ」



 ため息を吐いて、いつの間にか痺れて
 た足も自由に動けるようになった。



 カーテンを閉めようとしたとき。



 「姫ちゃんッ!!」



 ふと視線を下げると、あたしの家の前
 薫くんがいた。



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