銀色の月の華に太陽を

「なんかセクシィな名前がいぃよね~っ。」

「え??エロスを求めちゃうの??下ネタに走るなら俺達にまかせろ。」

「………いや、下ネタにそこまでされても困るけど…。ほどほどならいぃんじゃない??」

「ほどほどになら『誘惑』とか『欲情』とか??」

「あ、なんかええな~。響きがエロいわ~。」

「あたしが後ででゆっくり誘惑してあげるわ唯そしたらあんたなんかイチコロよ」

「…………「「「それだっ☆」」」

「……えっ!?…なにが??」

「『誘惑』は決定だな。」

男子メンバーの頭の中では、璃乃の歌声は『誘惑』という表現がとてもよく当てはまっていた。

「なんかわかんないけど、『誘惑』の英語は??」

「唯、調べろ。」

「誘惑…誘惑…あ、あった。temptation、seduction、entice、seduce、tempt…」

「お、tempt…テイプトいいんじゃない??短いし!」
< 15 / 38 >

この作品をシェア

pagetop