銀色の月の華に太陽を
恭弥の考えていた僕らの将来は、ほとんど同じように実現することになる。
「俺が考えてんのは、璃乃がセクシィな衣装で俺達を誘惑するような絵をポスターとかCDジャケットにするんだ。そんで曲はなるべく璃乃のいいところが引き立つように甘すぎない…でも、ゴージャスすぎないリズムを刻むんだ。歌詞にもエロい英語の単語を交えて、璃乃の綺麗な歌声で歌わせる。そんで、バックで俺達が爆音をかなでる。どうだ??俺には完璧な未来だけど。」
目を閉じるとそこにはその未来がはっきり写っていた。
「すごいよ!!恭弥!!あたし感動した!!バカにして悪かったわ!お嫁さんにして~っ」
「やべぇ…俺も興奮したよ。」
「うわ~っ!!今からめっちゃ楽しみやわ!!」
未来の想像はとてもわくわくした。この日からの練習はとても活気づいた。