銀色の月の華に太陽を

こんな初対面だったから、仲良くなるのも一苦労だった。
てゆーか、一方的に僕が避けてたんだけど…

別に璃乃が嫌だったとかじゃなくて、ただあんまりにも綺麗な子だったからさ…たぶん、緊張してたんだよね…

でも、そんな僕に璃乃はめげずに話しかけてくれたね。ありがと。

「ねぇ、なにしてるの??」

「………。」

「あ!サッカーのゲームだっ!!あたしもやってもいぃ??」

「だめ。」

「………ケチーッッ!!いじわるっ!!ちょっとやらせてくれたっていぃじゃない!!」

今思い出しても、この時の僕は本当に意地悪だったなって本当思う。
まだ…幼すぎたのかな??

「…みずきくんは、りのことキライ??」

「………。」

「なんでムシするのよッ、バカッッ!!」

璃乃は僕の頭を殴った。

「…いってぇな!!何すんだコノヤローッッ!!」

俺は璃乃ほうを勢いよく向いた。
すると璃乃は

「やっと、りののこと見てくれた…。」

そう言って笑っていた。
この時の璃乃の笑顔は今も目に焼き付いている。
僕はこの笑顔にドキドキした。

「……いっしょにやる?」

僕はコントローラを差し出した。

「…やるーっ♪」

僕はこの日から璃乃が1番大切な女の子になった。
この想いは今も昔も全く変わってない。

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