銀色の月の華に太陽を




「あいつらって、付き合ってんの??」

「ん??瑞稀と璃乃か??」

「あぁ。ずっと気になってたんだけど、なんか聞くタイミングなくて聞きそびてたから。」

「ん~…。どーなんやろ。俺もよくしらん。付き合っててほしいなぁ☆」

「……お前でもわかんない事、俺がわかるはずねぇわな。」

「………。」

「………てゆーより、お前に聞くのが間違いだったか。」

「別に…。」

「瑞稀には言えねぇなら、せめて俺に言え。」

「え……」

「お前には少し荷が重いだろ??」

「……ありがとう。恭弥。」

唯はとてもいいやつで、唯がいなかったら今の僕達はなかったと思う。

唯には借りがありすぎてどうしようもないけど、
でも唯にだってどーしても譲りたくないものがあったんだ。

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