銀色の月の華に太陽を
紙には大きく汚い乱雑な字で【朔夜尋兎】と、書いた。
「さ、さくや…ひろとさん?」
「お、よく読めたねぇ。でも、なかなかカッコイイ名前だと思わね?結構気にいってんだけど。」
「か…「カッコイイ(´∀`)」」
「ははは!!だろうっ☆ま、好きに呼んでくれていいよー。あ、そーいえばお前らの名前は?」
ヒロは僕と唯に一つずつ紙とペンをくれた。だからその紙に名前を書いた。
「…瑞稀と唯な。なんか2人して女みたいな名前だな。」
「あははーそれ、よく言われるんすよねぇ。だけど、本人結構気にいってるんで問題はないんやけど。」
「え、何お前、関西人なの?」
「え、あ、産まれたところが大阪なんで…。」
「まじかよ!!いいなぁ。なんか関西弁って落ち着かね?」
「いや、うるせぇだけだろ。」
あ…思わずツッコんでしまった。
そんな僕をヒロは驚いたように見て、急に笑い出し、こう言った。
「瑞稀…お前気に入った。ま、お前らか。唯も関西人だからーっ☆」
そして僕と唯の頭を撫で。
「ってことで、お前ら入部決定な。」
「「………え?」」
ヒロは指を大きくパチンッと鳴らした。